米ボーイング、ドリームライナーの初飛行を再延期 [2009年06月24日(水)]
|
米ボーイング<BA.N>は23日、構造上の問題を理由に、新中型旅客機「787」(通称ドリームライナー)の初の試験飛行を再度延期すると発表した。延期は今回で5度目。
これを受け、同社株は米株市場で一時9%急落した。 ボーイングは新たな飛行スケジュールは明らかにしていない。納入時期も延期される可能性がある。 ドリームライナーは2009年第2・四半期に試験飛行が実施される予定だった。試験飛行は当初の計画からすでに2年遅れている。 ボーイングは延期の理由について、機体側部の補強が必要なためと説明した。補強自体は比較的低コストで、航空機に関するより広範な懸念をもたらすことにはならないとしている。 ハリス・プライベート・バンクのジャック・アブリン最高投資責任者(CIO)は「これは投資家を失望させる悪材料だ。ボーイングの株価は短期的に圧迫されるだろう」と指摘した。 ドリームライナーの初飛行は、生産の問題や2カ月にわたる機械工のストなどにより繰り返し延期されてきた。今回の再度延期でボーイングと、6月に試験飛行を行うと5月に述べていたマクナニー最高経営責任者(CEO)の信用が問われる可能性がある。 ボーイングは、今回の延期による影響を反映した業績見通しを7月に発表するとしている。 米格付け会社フィッチ・レーティングスの航空宇宙アナリスト、クレイグ・フレーザー氏は「これが数週間の一時的な延期であれば、問題はそれほど大きくなく、資金面でもそれほどかからないだろう。ただ、数カ月かかる航空機の改修となれば、コストがかさむ可能性がある」と語った。 ドリームライナー1号機を受け取ることになっている全日本空輸<9202.T>の広報担当者は「ボーイングが787型機の初飛行を延期したことにがっかりしている。ボーイングに対し、可能な限り早期に787に関する全体のスケジュールを明確にするよう要請する方針だ」と述べた。 当初、ドリームライナーの初飛行は2007年夏、納入は2008年に予定されていた。 |









